ファクタリングとは、会社が保有している売掛金債権を専門の業者に買取してもらうサービスです。売掛金は基本的にお金と同じ価値を持ちますが、期日が来るまでは回収できません。また、取引先企業が倒産してしまって未回収に終わってしまう可能性もあります。売掛金をすぐに現金化したいときに、ファクタリングを利用することで目的が達成されます。

売掛債権担保融資とは、売掛金債権を担保にして融資を受けることです。ファクタリングと似ていますが、明確な違いは『売掛金を買取してもらう』サービスなのか、それとも『売掛金を担保に入れて融資を受ける』サービスなのかという部分です。どちらにしても手数料がかかりますので、しっかりと比較検討する必要があります。さまざまな種類がありますが、一般的には買取型ファクタリングのことを指しています。

前述したように売掛金債権を買取してもらって、手数料を差し引いた金額を受け取るタイプです。メリットもありますが、デメリットも大きいことは理解しておいてください。融資の場合には高くても年利18％となっています。ところがファクタリングの場合には、10％～30％程度と割高です。

年利に換算すると50％を超えることもあります。2社間と3社間のタイプがあり、3社間の場合には取引先企業にバレてしまいます。そうなると、会社の経営が悪化していることが知られてしまい、信用に関わります。このようにすぐに現金化できるというメリットもありますが、デメリットも大きいです。